本番の稽古に入って、アマチュアシアターとして重要なことは、役者に合わせてスケジュールを調整することです。
これは、特に本読みから本番当日に至るまで全てにいえることです。
稽古日自体は、スケジュール表を出しているのですが、社会人ですので、どんな急用ができるとも限りません。急きょ、出張が入ったとか、友達の結婚式があってとか、家族が病気になってとか、それぞれ、避けがたい出来事が起きてきます。
もし予定の稽古日に参加できなくなった場合には、それが分かった時点でなるべく早く、連絡してもらい、至急、他の日でみんなの都合がつく日を探し、替わりの稽古日を決めます。
アマチュアシアターは、原則日曜日なので、そうした場合には、土曜日や祝日などで、みんなが集まれる日を探すのです。
このスケジュール調整は、わたしが担当しています。
こうしたスケジュール変更は、アマチュアの演劇活動グループとしては必ず起きます。
だからそれはあってはならないことではないのです。
プロでやっているところは、役者に稽古を最優先するように課すことができるでしょうが、演劇以外に、本業や、家族、等をもっているATメンバーにとっては、こうしたスケジュール調整は不可避的なことであり、アマチュアシアターとして公演を成立させるには、こうした事態を、いかにフォローし、稽古日を確保するかということにかかっているのです。