2011年、2月にみほが入った後、5月には「めぐさん」(男性)が、6月にはスタッフ志望で、塾経営者の「茶利」(男性)が入りました。
更に9月には、「ゴンジ」(男性)が入ってきました。
それ以外にもメンバーの出入りが若干ありましたが、大体、この6人体制で、2011年の活動は展開しました。
メンバーが一旦、2人なってしまったこともあって、この年は、基礎訓練の稽古、いわゆるレギュラーの稽古に終始しました。
レギュラーの稽古では、即興などの他に、既成の戯曲の1シーンを取り上げて、本読みから立ち稽古までやります。
レギュラーの稽古には二つの利点があって、一つは、特に新しく入ってきた人には、これでシーンの立ち稽古までを経験できるので、本番の稽古の導入がスムーズに行くようになります。
またレギュラーの稽古は最低でも、半年は続けるので、その間、稽古を通して、親交を深めて、お互いの信頼関係を築く期間となるのです。
アマチュアシアターは、稽古は原則2週間に一回なので、一回一回の稽古を大切にします。
またそのような理由で本番の稽古も8カ月位かけて作ります。
したがって、ちょっとずつコツコツ稽古をやれる人でないとアマチュアシアターで活動を共にするのは難しいのです。
そうでないと、この長丁場の本番の稽古期間を持ちこたえることはできないでしょう。
2011年の活動は、こうして過ぎてゆきました。
そして、2011年11月、このメンバーで、公演を打とうということになりました。
演出けいちゃん、役者しろれさ、みほ、めぐさん、ゴンジ、そしてスタッフは茶利です。
本当は、男女ともにあと1人ずつ位メンバーがいたらいいなあと思っていたのですが、なかなか都合よく応募もなく、年も終りに近づいてきたので、11月にメンバー募集を一旦止めて、いまのメンバーで公演を目指すことにしたのです。
第二回公演が役者3人の芝居でしたので、今回は役者4人ということで、若干はボリュームアップしているよなあ、とひそかに思いました。
そしてこの年の終りに、もうひとつ印象的なことがありました。
わたくし事ではあるのですが、かねて交際していたメンバーのしろれさと、10月に入籍、12月に結婚式を挙げたのです。本当にわたくし事ですが、しかし、アマチュアシアターにとっても、けいちゃん(リーダー)としろれさが単なるお付き合いではなく、夫婦になったということは大きな意味があるように思います。
二人がただ付き合っているだけなら、アマチュアシアターにとってむしろ不安定要素となりますが、夫婦になったことで、その関係は安定したものになったわけですから、他のメンバーにとっても二人の関係は安心で、むしろ力強いものとなったのではないかと思います。