④本番 | 第一回公演の記録

さて、いよいよ本番ですが、本番のスケジュール、つまり、タイムテーブルですが、これは、ひつじ座さんの方で、決めて、送られてきます。

 

30分劇場は4本立てオムニバスですので、順番というものがあります。

 

ATとしては、メンバーみんなで話し合った結果、第一志望:3番目、第二志望:2番目、第三志望1番目と出したのですが、われわれはひつじ座さんの方でやった抽選で1番目となってしまいました。

 

(一番早く、申し込んだのに~~!!)

 

本番では、前半2組やって休憩をはさんで後半2組を続けてやります。

 

でもまあ、実際にやってみると一番はじめにやってよかったです。

 

お客さんは一番多いし(後半になると前半お目当てのお客さんは帰ってしまうので観客は半減します)、それとATの芝居には舞台セットがあったので(といっても、机といす、その他ちょっとの小道具と簡単なものですが)途中の短い時間の転換で、セットするよりは一番目なのではじめにセットしておけるので、そっちのほうが結果としては都合がよかったのです。

 

だって、舞台のセットをするのは、お客さんの目の前でやらねばならないし、もちろん、セットするのはぼくも含めた役者陣だからです(そうそう、今回の芝居は、二人芝居ですが、ぼくもチョン役で出ていたのです)。

 

当日のタイムテーブルは以下です。

 

13:30 アマチュアシアター 劇場入り
13:45~14:45 アマチュアシアター場当たり、ゲネプロ(60分)

以下、出番順に他のグループも小屋入りし順次場当たり、ゲネプロ

ぼくたちは、場当たりが終わった時点(14:45)で、休憩にはいりました。

 

18:15 再び全グループ集合で、打ち合わせ(5分)
18:30 開場
19:00 開演(ATはトップバッター)
21:20 終演予定

22:30 完全退館

 

場当たりとは、主に照明、音響のきっかけ稽古です。

 

照明音響のプランは、一週間前までにひつじ座に台本とともに提出し、それを元に照明さんは照明の仕込みをし本番当日の場当たりで各グループとそれを確認します。

 

照明も音響もひつじ座が用意してくれるスタッフの方がやってくれるのですが、音響に関しては、ぼくの高校演劇部時代からの友人Iさんに当日のオペレーションをお願いしました。

 

「鰐」は結構音響がポイントで、生声を録音したり、曲を編集したりしなければならなかったので、Iさんには音作りからお願いしてお手伝いいただきました(高校時代からやるとなったら本当に懇切丁寧な人です)。

 

そして場当たりに関しては、すでに彼に稽古場になんどか足を運んでもらって音付きで通し稽古をやっていたので、本番当日の場当たりとしては、照明を重点的にやれば大丈夫だったのです。

 

しかし持ち時間は、60分でしたので常に時間を気にしながら、頭から最後までポイントとなる照明と音響のきっかけを当たっておくということを大急ぎでやりました。

 

ちなみに、他のグループは結構、みんな30分劇場ということで、効果に関しては非常にシンプルなのが多かったように思います(お金かけてない、時間かけてない)。

その日の30分劇場では唯一ATだけがそこそこ照明も音響もこってたというか、ふつうの芝居らしかったというか、学芸会ぽかったというか、、、。

 

こうして、舞台があき、ATはトップバッターで登場しましたが、無事に30分の芝居をやりおおせることができました。

芝居の出来はどうであれ、大きな事故・とちりがなかったこと、稽古でやっていたことがほぼその通りに実現できたことは、ほんとよかったです。

 

本番は月曜日で、ATメンバーは、有給休暇をとって出てきていたので、翌日は出勤です、完全退館とともにぼくたちも劇場の表にでて、お互いに握手などをしたのち、打ち上げは、後日ということで、みんなおとなしく帰ってゆきました。

こうして、AT第一回公演は幕を閉じたのでした。

 

 

 

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