⑦エピローグ | 第二回公演の記録

総括ミーティング

 

本番が終わって、打ち上げも終わり、第一回目の稽古場ので稽古は総括ミーティングをやりました。

 

まあ、世に言う反省会とか合評会とかいうものです。

 

ひとりずつ第二回公演までの道のりを振り返ってもらい、感想や意見をもらいました。メンバーが言っていたことですが、とにかく、なんの事故もなく本番を迎え、無事終わらすことができたことがなによりのことだったと思います。

 

そして予定していたことは、芝居の内容もまたそれ以外のスタッフ回りの進行等もほとんど予定通りに機能したので、ATの第二回目の、そして単独公演としては、十分に成立していたのではないかと思っています。

 

ATおんどとりのけいちゃんとしては、まず公演を成立させられたことがとてもうれしかった。

 

それはおんどとりの責任でもあるわけだから、それが本当によかったし、ホッとしました。

 

また出演してくれたメンバーも、稽古期間中、それぞれきつい時もあっただろうけれども、総括の時は、各自満足しているといってもらえたので、それがなによりよかったと思っています。

 

アマチュアの演劇活動なのだから、なんらかの意味で楽しく、有意義だったと思えなければ、意味ないですから、たとえ自己満足と言われようと各自が満足してくれたことはやはりなによりのことなのです。

 

演出者けいちゃんに対してのダメだしもありましたが、ま、それは、非公開で(っていうかもう書くの疲れた)、指摘されたことを次につなげてゆきたいと思います。

 

 

おわりに

 

さて、ところで、芝居の出来というか、評判は、どうだったのでしょうか?

先ほどもいったように、動員47名という中で感想をいただいた感じだと、

 

「まあ、よかったんじゃないの」

 

というのが、平均的な感想であり、感触だと思っています。

 

わたしの養成所時代の師匠が、本番が見に来れなくて、本番直前の通し稽古に来てくれたのですが、

 

「芝居は成立しているから、OKじゃないか」

 

と言ってもらえました。

 

特に演出者というのは、芝居を成立させることが仕事なので、最低ラインをクリアしていたのだとわかって、それを聞いてほっとしました。

 

リーダーのけいちゃんとしては、最低ラインの質は確保して、後は、出演者及び他のメンバーに楽しんでもらうということができれば、OKなのだと思っています。

 

むろん、もっと質の高いものをという気持ちもありますが、それはわたし自身の能力により限定されてますし、その時のメンバーの資質にもよります。

 

芝居の質の向上はこれからのATの活動の中でそうなればいいけれど、それは第一のことではなくて、第一のことは、アマチュアシアターが社会人中心のアマチュア演劇グループとして、十分に機能し、人と人が関わる人間のグループとして成長してゆけることなのだと思います。

 

なにしろ、演劇活動とは、人間関係の活動なのであり、そもそも人間とは、人間関係のことなのだから。

 

以上、2009年10月アマチュアシアター第二回目の公演の記録でした。最後まで読んでいただいたあなた、

ご精読ありがとうございました。

また次回の公演の記録でお会いしましょう。

 

おしまい。

 

文:けいちゃん

 

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