ATオンライン習作公演 パンフレット 2022年6月

[ ごあいさつ ]

 

この度はアマチュアシアターのオンライン習作公演にお越しいただきありがとうございます。公演にあたり一言あいさつ申し上げます。

 

皆さんは普段演劇を観ますか?「月1回観る。」という方はヘビーな御方と思います。この公演ではもの足りないかもしれません。「友達に誘われて初めて観る。」という方、こういうライトな方が多いのでしょうか?

 

現代人はスマホを使えば動画を簡単に見ることが出来ます。多くの動画に触れることで見る目が肥えているでしょう。一方、動画には作り手がいます。広告収入が目当てで作っている人もいるでしょうし、ペットや旅行の一部を切り取って上げる人もいます。

 

さて、今回アマチュアシアターは約60分の作品を作りました。およそ2年間のオンライン稽古を形にしたものです。コロナ禍で稽古場が使えない中、アマチュアシアターが提示する一つの演劇の形です。手間暇かけて作りましたが、皆さんの心に届くでしょうか?かわいい猫ちゃんの動画に負けてしまっているでしょうか?視聴後のアンケートでぜひ感想をお聞かせ下さい。

 

使用した戯曲について少し説明します。原作は岸田國士、演劇界の大家です。2作品のテーマは「恋愛」と「自殺」。どちらも今日まで続く普遍的なテーマです。およそ100年前の作品ですが色あせません。人間が進歩していないことの裏返しかもしれません。

この公演を通して皆さんが演劇を身近なものに感じて頂けたらうれしく思います。

それでは公演をお楽しみ下さい。

 

木村学(繃帯をした男 役)

 

第一部『ヂアロオグ・プランタニエ』(15分)

同じ1人の男に想いを寄せる2人の女、由美子と奈緒子。どうやら男は、女に思わせぶりな態度をとっているらしい。2人のうち、どちらかに好意を持っているはずだと主張する奈緒子は、やがて由美子にある提案を持ちかける。

 

第二部『命を弄ぶ男ふたり』(40分)

飛び込み自殺しようと鉄道線路沿いの土手にやってきた二人の男が偶然に出会い、お互いの身の上を話しながら生きる事に思い悩む様を描く。

 

 

[ キャスト ]

 

『ヂアロオグ・プランタニエ』

安藤未保(由美子)

山本啓輔(奈緒子)

 

『命を弄ぶ男ふたり』

山本優子(眼鏡をかけた男)

木村学(繃帯をした男)

 

 

[ スタッフ ]

 

作:岸田國士

演出:山本啓輔

配信スタッフ:西尾春菜 塚田正人

デザイン:島田健太郎

協力:奥田恵理

 

 

[ オンライン習作公演チーム・メッセージ ]

(ニックネーム)

 

安藤未保(みほ)

皆様日頃よりお世話になりありがとうございます。
演劇を続けられていることや色んな人や色んなことへの感謝をつねに忘れないようにしたい。しかしそれができない。

 

山本啓輔(けいちゃん)

戯曲の力を信じてがんばります。なるようにしかならない、なむあみだぶつ。

 

木村学(がくちゃん)

3年間の練習で身に付けた演技力を当日は発揮できればいいと思います。
♪けいこ不足を幕は待たない、夢はいつでも初舞台~。

 

山本優子(しろれさ)

命って何かな。生と死。命への渇望とそれに逆らう絶望の狭間。
・・・なーんて、格好つけても結局は滑稽なものなのだ。そう、これでいいのだ!

 

西尾春菜(にっしー)

普段は役者ですが、今回は裏方での参加です。みんなの足を引っ張らないように頑張ります!

 

塚田正人(ゴンジ)

みなさん、こんにちは。今回、初のスタッフという形で参加させてもらいます。本番は成功を祈りつつ、みなさんと一緒に観ています。楽しんでください。

 

島田健太郎(しまちゃん)

オンラインでの演技はきっと色々と制約が多いかと思います。皆様のチャレンジを見届けさせていただきます!そして無事の開催を祈っております!

 

奥田恵理(れーずん)

私が劇団に参加させて頂いて初めての公演になります。画面越しということを感じさせない、惹き込まれるお芝居になっていると思います!楽しみです!

 

 

本日は、貴重なお時間をとっていただき誠にありがとうございます。


どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

 

アマチュアシアター・メンバー一同

 

 

企画・製作
アマチュアシアター