遅くなりましたが、AT第一回公演の記録をここに記しておきたいと思います。
文責はAT発起人であり、主にポジションとして演出を担当しているメンバーのけいちゃんです。
公演の記録を残す目的は、それによって、ATがどんなグループであり、ATが具体的にどんな活動をしているのかということをサイトを訪れていただいた皆様にわかっていただけるようにするためと、AT自身が一つの公演から次の公演へと少しでも成長して行けるようになるための、その反省材料、あるいは、進歩への足がかりを残しておく、というこの2点です。
第一回目公演は2007年7月30日(月)南阿佐ヶ谷にあるひつじ座劇場企画公演30分劇場に参加する形で実現しました。
2006年10月
ATは2006年6月からまずはレギュラーの稽古という形で活動を開始しました。
はじめ、メンバー4人で、その後、いくらかの出入りがあり、9月の時点では、けいちゃん(ぼく)、マミコ(当時メンバー)、主任(当時メンバー)の3人でした。
そして、主任は中小企業診断士という国家資格を目指したいということで10月から会社員としての勤めプラス週末は予備校で勉強という状態に入り、ATメンバーとしては活動休止状態となりました。
その段階で、活動できるメンバーはぼくとマミコの二人、6月から活動を開始して、小人数ながらもなんとか稽古を続けてきましたが、さすがに二人だけでの稽古は成立しないので、10月から12月までATのレギュラーの稽古の活動も休止することとなったのでした。
(ポイント:AT(芝居)の稽古は最低3人以上はいなきゃできない)
休止期間中の主なぼくの仕事は、とにかく演劇情報サイトの掲示板にメンバー募集の広告をだして、メンバーを増やすことでした。
掲示板は、新規投稿してもすぐに新しい他のグループの広告が付け足されるので、3日にいっぺん位は、再び新規投稿してATの広告が1ページ目に出てくるようにしなければなりません、その作業の繰り返しでした。
しかし、主任のことは、もう8月の段階で分かっていたことで、そのころから既にこの作業はやっていたのですが、10月の終わりくらいまで続けても、その間誰からも連絡をいただけませんでした。
(はあ~、誰からもアクセスないよう~、やっぱりもう無理なのかな~)
という思いがよぎり、
(こうなったら、マミコとおれで、二人芝居をやるしかないか!)
ちょっと捨て身の気持にもなっていました。
2006年中には、来年の第一回目の公演の目星をつけたかったのです。
そしてなによりも、ATに芝居まったくの未経験で飛び込んできてくれたマミコにどうしても本番の舞台を経験してほしかった。
そして、それを実現させてあげるのが、仮にもATのおんどをとったぼくの果たさなければならない責任だと思っていました。
だから、ほんとは、ぼくが演出して、マミコのほかにもう一人役者が入ってきてくれて、2人芝居をやるというのが望ましかったのだけど、どうしてもメンバーいない場合は、ぼくは演出のほかに役者もやって、マミコと二人芝居するしかないか、と思っていたのでした。
(ポイント:演出と役者の二役をやるのは、非常に難しい。しかも稽古も二人だけでやらなければならないので、それでうまく公演本番までこぎつけさせるというのは、極めて難しい。まずやんないほうがいい。)
そんな厳しい状況にあったとき、救世主のように現れたのが、現メンバーのりんごでした。
新メンバー
11月の半ばころ、仕事から帰って、メールチェックをしてみると、AT宛にメールが1件来ていました。
24歳の女性で、会社員だが、芝居をやりたい、ぜひ詳しくグループの話を聞かせてほしいとのことだった。
(おーっ!つ、ついにきたか!!!!)
早速返信して、数日後に彼女と面談をすることになりました。
活動中ならば、ぜひ見学に来てくださいといいたいところでしたが、なにせ活動休止状態でしたから、まずは、面談をして事情を話すしかありませんでした。
(彼女がマミコの相手役をやってくれたら、ぼくが演出で二人芝居できるんだけどなー、いきなり二人芝居なんていっても引かれちゃうかなー、、、)
約束の日、待ち合わせ場所で、時間になったら、ぼくの携帯に電話をいれてもらうことになっていました。
新宿紀伊国屋本店エスカレータ前、20時待ち合わせ、時間に携帯が震えた、携帯に出た、
「もしもし、○○です。」
ちょっと振り返ってみてみると、携帯を持ってこっちを向いている女性とすぐ眼があった。
長身の、美女であった。
そのあとすぐに、最寄りの喫茶店にて、面談、いまのATの現状を話しました、現在活動休止状態であること、参加してもらえるなら、2007年の夏頃に予定している第一回目の公演に出演してほしいこと、そしてそれは、2人芝居になるだろうこと、等々。
彼女は、とにかく公演をすることが確実なら、ぜひ参加したいと言ってくれました。
こうしてめでたく新たに女性のメンバーが誕生したのです。彼女のニックネームは「りんご」。
と同時にぼくはすぐ、第一回目の公演に向けての準備にとりかかったのです。