演劇編

[ お役立ち本 ]

風姿花伝 (世阿弥 著、岩波文庫)

人類史上最高レベルの演技論・演劇論です。どうして、そう言い切れるかだって、だって、師匠がそう言ってたもん。室町時代の能の大成者世阿弥の主著として、あまりにも有名。かの「初心忘るるべからず」とは世阿弥の言葉。役者(演技)の魅力を「花」と称し、その秘密を解明したのがこの本。一子相伝秘伝の書で、実際に一般人に公表されたのは明治時代になってからなんですよ。すごいでしょう。
人類最高レベルの演技論だけあって、世界中の演劇人が読んでいます。そしてもっとも読まれていない国が、日本(の演劇人)だそうです。師匠は、50回は読んだそうです。けいちゃんは、1回通読しただけです。勉強します。本物の演劇人を目指すなら、プロ/アマ問わず、精読したい一冊です。
なお、古文ですので、現代語訳 風姿花伝 と合わせて読むことをお勧めします。

なにもない空間 (ピーターブルック 著、昌文選書、1971)

20世紀において唯一世界的に成功した演出家ピーターブルックの代表的な演劇論。
彼の著作は、日本では、あと3,4冊しか出版されていませんが、一冊読むとしたらやっぱりこれでしょう。演劇学者ではなく、ほんものの演劇実践家の息遣いが伝わってくる価値ある演劇論です。
1968年に出版されて以来現代演劇人のバイブルともいわれたもので、原名はThe Empty Spaceといいます。現代演劇の状況を知りたいひとにも、ぜひ一読をお勧めします。

発声と身体のレッスン  (鴻上尚史 著、 白水社、2002年)

演出家の鴻上尚史さんが書いた発声と身体の基礎訓練に関する実践的解説書です。
ターゲットはプロでやっている方と言うよりも、主に、われわれのようなアマチュア劇団や、中学高校大学の演劇部などに向けて書かれていると思います。 アマチュアシアター自身は、既に確立された発声訓練をやっておりますが、これから発声訓練を始めたいという方や演劇の基礎について学びたい方、あるいはいままでやってきた自分の訓練の理論的点検をしたいという方にも、読んでみてためになる本だと思います。鴻上さんは、国費留学でイギリスの最先端の演劇訓練法について学んできた人です。イギリスはシェイクスピアの国ですね。最先端の、かつ、最低限の、そして十分な、演技者としての発声と身体の具体的な訓練法について非常に分かりやすく、また良心的に書いてあると思います。これから芝居を始める人にはぜひお勧めですし、いままで漠然と基礎訓練をされていた方にもきっと学ぶところがあるとおもいます。かつてわたしは師匠から、「演技とはセリフとしぐさだ。」と学びましたが、まさにセリフとは発声に基礎をもち、しぐさ・立ち居振る舞いは身体に基礎をもつわけですものね。

2010年9月にDVDも発売されたようです。これはわかりやすそうだ。本格的に芝居の訓練をやってゆきたい人にはおすすめです!!
鴻上尚史の「声」のレッスン ?魅力的な「こえ」の作り方? [DVD]

アマチュア論。 (勢古浩爾 著、ミシマ社、2007)

読んで、おお!そうだ、そういうもんだよね、と思った。まさにアマチュアシアターのためにあるような本。アマチュアという「あり方」が平易に解説してあります。アマチュアという生き方に誇りを持てるようになる本。けいちゃんの小論文(アマチュア活動の意義)が読みずらいひとは、まずこれを読もう。そして、けいちゃんのことはもう忘れよう(涙)。ちょと引用、
「「プロ」に偽物の「プロ」はゴマンといる。だが、アマチュアに偽物はいない。アマチュアは本物ばかりである。」「より良きアマチュアになることができるなら、一個の人間としては申し分ない。」
おお!そうだ、まさにぼくのことを言っているに違いない、、、と思いたい。

[ お役立ち資料 ]

外郎売(ういろううり)

もともとは、歌舞伎のセリフです。これをマスターすればどんな日本語でも明瞭にしゃべれるようになる。さらに長台詞の練習にもなります。プロ/アマ問わず、どこででも使われており、正に滑舌(かつぜつ/articulation)をマスターするためには必須のアイテムです。もちろんATでも使っていますが、今回読みやすいようにふりがなをつけてPDFファイルにまとめました。これから芝居を始める人や、すでに勉強した人でもう一度確認したいというひとがいたらぜひ、印刷、およびダウンロードして使ってくださいね。また版によって多少の異同がありますが細かいところはあまり気にしなくてもよいとのことです。

外郎売の意訳・解釈

外郎売って何言ってるの!?という疑問に答える、ズバリ、「外郎売の意訳・解釈」です!!もちろん意味分からなくても滑舌の稽古はできるけど、意味が分かっていれば、それを自分のセリフとして表現するのに役にたつし、覚えるのも楽ですよ。他ではなかなか手に入らない貴重な資料ですが、今回お役立ち資料として大公開しちゃいます。ぜひぜひみなさん、使って役立ててくださいな。

[ 劇場関連 ]

-La Sens- 小劇場データベース

劇場探しの決定版!全国の小劇場情報をデータベースとしてもっていて、さまざまな検索条件を元に、お望みの劇場をリストアップしてくれます。さらに、各劇場の詳細情報では、基本的情報のほかに、劇場スタッフの一言PRや実際に劇場を使った劇団さんの評価・アンケート結果なども公表されていてすごく参考になります。これから劇団立ちあげて拠点となる劇場を探したい方や、あらたな劇場を開拓したいかたにももってこいの情報サイトじゃないでしょうか。スタッフ検索もこちらでできます。超おススメですよ!

プロトシアター

第二回公演、第三回公演はこの劇場でやりました。 ここを選んだ理由は、とにかく利用料が安い、平日38,000円、土日でも40,000円(設備費込)で1日借りられちゃうんです。安いでしょう。スペースは、客席も含めて、9m*9m四方のフラットな空間です。客席を自由に移動することができるし、舞台のデザインも思いのままです。平台とかはないのですが、変にセットを入れなくてもそのまま使えてしまうところが、かえっていいところではないでしょうか。みなさんもぜひご検討してみてくださいね。

[ 演劇情報サイト ]

演劇365(サンロクゴ) 

演劇を創る人と観る人をつなぐポータルサイト

シアターリーグ

演劇・ミュージカルの情報サイト

演劇交差点

演劇総合ニュースサイト

演劇キック

芝居を見るならまずはここ!「演劇ぶっく」の情報サイト