第一回公演の記録⑤エピローグ

費用ですが、ひつじ座には参加費として3万円というのがあったのですが、チケット代が、1500円でして、20枚売ると、参加費は0円になり、ATは全部で3人で38枚売ったのでプラスに売った分は、戻ってきました。つまり、18枚分の利益が出たのです。そこで、この公演でかかった費用の総額は、94250円、それからチケット利益を差し引いて、3等分した結果、最終的にはメンバー3人の一人負担額は22341円となりました。

(うーん、すごい安いじゃないか、これで8か月楽しめたのは、おいしいかったなあ~)

しかし次回は、HPにも書いてあるとおり、入場無料公演をやりたいです。今回は劇場企画公演ということで、チケットを買っていただきました。
最後に芝居の評価ですが、師匠には(そう、ぼくには、芝居の師匠がいるのです)、

 

「まあ、よかったんじゃないか」

 

と言っていただきました。この言葉はぼくにとってはうれしい言葉でした。もう少し書けば、少なくともひどい芝居ではなかった。寺山修司のもっている独特の詩情がなんとはなしに伝わってきた、今回AT第1回目の公演として、この程度のことはできたのならと思っています。ATにとっては、まずはまずまずの出来だったということでしょうか。

それと、嬉しかったのは、マミコもりんごも今回舞台に立って、満足はしていたそうだったということです。はじめはもしAT公演に出たおかげで、芝居が嫌いになったり、ATはもうこりごりだ、と思われてしまったらどうしようと思っていましたが、結果はどうであれ、二人とも出演して舞台に立てたことについては満足しているようで、それがなによりおんどとりのけいちゃんとしては、ほっとし、嬉しかったのでした。

さて、長々と、書き連ねてきました、AT第1回公演の記録ですが、ここまで読んでくれたあなた、ありがとうございます。書き手としては、ATのことが具体的にわかるように、ということに努めて書いてきたつもりです。どうぞ、芝居をやっている方もやっていない方も、やってみようと思っている方も参考にしていただければ幸いです。

また、この公演の体験を活かして次の公演へ少しでも進歩してゆきたいと思っております。現在、HPに載せてある03.ATの活動は、今回の公演のあり方を踏まえた上で、さらに改良したものを載せてありますので、そのことも踏まえて読んでいただけたらと思います。

以上、AT第一回公演の記録、でした。

 

文:けいちゃん

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